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戦没者の遺品を返還する活動を続けているNPO法人が19日、糸満市で遺骨と遺品の発掘作業を行いました。

糸満市の大渡海岸付近では、佐賀県のNPO法人「戦没者を慰霊し平和を守る会」のメンバー44人が遺骨の発掘にあたりました。

平和を守る会は8年前に設立され、沖縄で戦没者の遺骨や遺品を収集し遺族の元に返しています。

メンバーたちは、山の斜面やガマの中で岩を手でよけたり、鎌で草木を取り除いたりしながら、遺骨や皮製の弾薬入れなどを見つけ出していました。

遺族に返した遺品はこれまで115点に上っていて、会ではこうした活動を通して戦争を風化させないよう働きかけたいと話していました。20日は糸満市で慰霊祭が予定されています。