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宜野湾市は10日、乳幼児の医療費助成をあらため、中学生までの入院費を無料とするなどの市の条例の改正案を市議会に提案しました。

宜野湾市はこれまで乳幼児の入院費などの医療費を助成してきましたが、ことし4月に再選された伊波市長は、助成対象を拡げ、中学生の入院費を無償とすることなどを公約に掲げていました。

そして10日から始まった宜野湾市議会で、市の米須福祉保健部長は「子育て支援策や少子化対策の強化がいっそう望まれるなか、若い世代が安心して子育てができる環境を整備を進める」と提案理由を述べました。

条例の一部改正案は、入院費を中学生まで無料とするとともに、保護者の所得制限を設けないなど、県の補助金交付よりも手厚い助成内容となっています。

中学生までの入院費助成を行っている自治体はこれまで県内にはなく、宜野湾市では改正後の医療費増加をおよそ3600〜4000万円と見込んでいます。