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小学生の熱い走りが感動を呼ぶ、クラス対抗30人31脚・沖縄大会が今週日曜日、北谷町で開催されます。ステーションQでは今週5回にわたって話題校を紹介します。1回目の今日は那覇市立仲井真小学校。新米先生とちびっこ軍団の挑戦です。

みんなは一人のために、一人はみんなのために。二人三脚の拡大版、30人31脚は去年沖縄代表・浦城小6年2組が全国大会準優勝、その輝かしい記録を超えられるのか。今年は過去最多の32校66チーム、2200人あまりの生徒が参加。激戦を勝ち抜き、全国への切符を手にするのはどのクラスか。

當山清加キャプテン「僕はキャプテンとして、みんなを引っ張って行きたいと思います。そして世界一になって東京に行きたいです」

まだあどけなさが残るキャプテン・當山清加くんの力強い意気込み。このクラスの合言葉は「チャレンジ」。大会初出場の仲井真小学校から参加するのは、今大会最年少クラス3年4組の30人です。

「120センチです」「120センチです」「124センチです」「120センチです」

仲井真小3年生の平均身長は126.25センチ。沖縄県の6年生の平均身長と比べると(144.9センチ)、18センチもの差です。

その差を埋めるにはやっぱり練習。昼休み45分間を少しでも多く使うため、隣がまだ給食なのに、4組はというと・・・。

早々と給食、掃除を済ませ。体育館に直行。大きなマットだって、みんなで力を合わせて・・・。

さて先生がいない間にちょっと質問してみましょう。

「(Q:いつもこんなに早く練習するの?)きょうはビデオがきてるから」

やっぱりこどもは正直です。

そんな4組を率いるのは知念誠先生。去年教師になったばかりで、クラスを持つのも今回が初めて。

知念誠先生「みんなで声出して、最初のスタート意識してやってください」

練習はおもに体力作りにスタートの足合わせ。

知念誠先生「よーいで赤いテープを張ってる足をさげてください」

子ども達の集中を切らさないために、先生もいろいろなアイディアでがんばります。何度も何度も走って体におぼえさせます。

外の気温は30度、体育館の中はサウナ状態。リーダーの清加くんもちょっとバテ気味か?

そうでもないようです。練習ではいつも先頭を切って走って戻る元気さ。

知念誠先生「とってもじょうずだった。何でもチャレンジすればできるんだというのが、子ども達に伝わればいいなと思っています」

「6年生を越せる速さになりたい」「遅くてもいいからみんなでゴールしたい」「転んでもみんなでゴールを目指したい」

一歩一歩は小さな歩幅ですが、チャレンジ精神旺盛な3年4組。最年少チームの大きな一歩を見せてくれそうです。

シリーズ30人31脚、明日は那覇市立大名小学校のチームを紹介します。