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2008年度の沖縄関連予算の要求のため上京している仲井真知事は2日、高市沖縄担当大臣、小池防衛大臣と相次いで会談しました。現在、膠着状態にある普天間返還問題について仲井真知事は、『具体的な議論はなかった』と語っています。

2008年度の沖縄予算に関する国庫要請のため1日に上京した仲井真知事は、2日午後、内閣府で高市沖縄担当大臣と面談しました。この席で仲井真知事は、『観光にしてもいい形で。これから先5年もぜひ強力なご指導、予算、ぜひお願いいたします。よろしくお願いします。』と求め、高市大臣は、『人材育成もいよいよスタートしますので、頑張っていきましょう。』と答えました。

そして夕方には小池防衛大臣と会談。政府が今後、県に提示する環境アセスメントの方法書についてや次回の普天間移設協議会の開催時期に関する話し合いが注目されていましたが、会談後、仲井真知事は記者団の質問に、『(普天間問題について)話が出なかったわけではないが、早く解決して落ち着けるようにという内容だった』と答え、具体的な話はしなかったと語りました。ただ、辺野古への基地建設について仲井真知事は、政府案のままでの環境アセスの方法書は受け入れないという姿勢を続けていて、今後の政府との協議が注目されます。