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今回の選挙、沖縄選挙区では与野党一騎打ちの戦いが展開されていますが、全国比例区には県出身の候補がこれまでより多い、4人の候補が出馬しています。投票用紙に、政党名か候補者名のいずれかを記入する非拘束名簿式という投票方法になって、3回目の選挙になりますが、それぞれの候補者はどんな運動を続けているのでしょうか。

呉屋候補「こんにちは。ありがとう、ありがとうございます。ありがとう。」

3輪バイクにまたがり各地を回るなど、選挙区候補顔負けの運動を展開するのは、国民新党の比例代表候補、呉屋宏候補。

今年5月、政党「そうぞう」は国民新党と連立会派を結成。今回の参院選での選挙協力を確認しました。

国民新党・亀井代表代行「同居することを決めましたら、さっそく子ども(呉屋候補)が生まれたわけでございます」

呉屋呉屋候補「今度の参院選は、過半数を与党が割れるのが大前提」

国民新党は今回の選挙で、与党過半数割れ後のキャスティングボートを握ることを狙います。政党「そうぞう」と呉屋さんは、その中で沖縄の経済、そして政治の自立を目指すと訴えます。

呉屋候補「あくまでも連立は組まない。連立を組むのではなく、条件を提示して、それに賛同していただけるんであれば、協力をする時もある。協力をしない場合もあるということでは、条件次第じゃないですか。それがキャスティングボートというものじゃないですか」

運動のほとんどを県内でこなし、10万票の獲得を目指します。

山内候補「沖縄の平和のシンボルともたとえられている大田先生の勇退にともない、私にその後継者として参議院議員比例区に出馬の機会を与えていただき、全力を尽くして勝ち抜きたいと思います」

今年1月、早々と参院選への出馬を表明した山内徳信候補。読谷村長を24年間勤め上げ、平和を訴え続けた経歴を活かし、社民党の比例代表候補として出馬しています。

山内候補「私は人生の全てをかけて決意をいたしました。人生の全てをかけるのに値する価値のある選挙と思ったからです」

大田昌秀参議院議員が全国でおよそ40万票を獲得した2001年の参院選では、社民党は県内でトップとなる18万票を集めました。今回も糸数候補とのセット戦術で、県内革新系の票を固めたい山内候補。ポスターの政党名の表記は小さく、あくまでも候補者名での投票を訴え、大田さんに並ぶ40万票の獲得を目指します。

商店街で支持を訴えるのは、自民党の比例代表候補、仲宗根康人候補。

そしてこの時、偶然近くで別の候補の選挙応援を行っていたのは安倍総理大臣の夫人、昭恵さん。

仲宗根候補「あのー、自民党公認の…」「あー、がんばってください」

カメラマンに促されて、ポーズをとりますが…。すぐに、別々の方向に分かれてしまいました。なんともぎこちないこの関係が、まさに自公協力のねじれなのです。

今回の参院選、自民党と公明党は選挙区では西銘さん、比例区では県外出身の公明党の比例代表候補を応援するセット戦術を展開。仲宗根候補は独自の戦いを強いられているのです。

仲宗根候補「介護保険制度、障害者自立支援法が変わるたびに、どんどんサービスからこぼれる人が出てきております」

長年、介護の現場を歩いてきた経験を活かし、選挙戦でも全国の福祉施設を回り支持を訴えています。キーワードは、現場主義。全国で20万票の獲得を狙います。

前田候補「命どぅ宝の県民の思い、そして生活を何とかしてほしいという県民の思いを訴えることができるのは日本共産党であり、日本共産党を大きくすることが一番の近道ということで、要請を受けることになりました」

先月中旬になって出馬を表明したのは、日本共産党の前田芙美子候補。

前田候補「育てたかわいい子ども、本当に自分の手で殺してしまう。こんな悲惨な戦争、許せないのではありませんか。この沖縄戦の改竄、ゆるさない思いは」

演説が歴史教科書問題に及ぶと、つい涙が止まらない。そんな前田候補のキーワードは「平和」。

前田候補の選挙ポスターはありません。候補者の名前を浸透させるより、政党名や政策を粘り強くアピールすることで、一票でも多い「共産党」票の獲得を目指します。目標は全国で650万、県内では8万票を固め、議席の確保を狙います。

今回で3回目ということですが、あらためて非拘束名簿式という方法を説明してください。

実近記者「今回選挙の投票は2回行われます。1回目は黄色い投票用紙に、選挙区候補の候補者名を書きます。そして2回目が比例代表で、白い投票用紙に、政党名か比例代表の候補者名のいずれかを書きます」

政党名、候補者名、どちらを書いても効果は同じなんですか?

実近記者「違ってきます。その政党が一票を獲得するというのは同じですが、比例代表候補は候補者名での得票数に応じて、その政党内での当選順位が決まります。したがって、もし、この人に当選してほしいという強い気持ちがあれば、候補者名を書いたほうが順位は上がりますから、効果的だということになります。政党名より、自分の名前を書いてもらいたい候補、それから逆に、政党名を広めるためにそれぞれの地域で候補を立てる政党もいますので、まさにその戦いぶりは様々です」