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大気中の二酸化炭素を増加させない有機資源・バイオマスの県内での研究成果などを発表するシンポジウムが17日、那覇市で開かれました。

バイオマスはサトウキビの搾りかすや家畜の糞尿など、生物が元となる資源で、これらから作られるプラスチックや、ガソリンの代替燃料「バイオエタノール」などは環境に負荷をかけにくく、世界的に注目されています。

県内では宮古島市で、農村工学研究所が3年前からバイオマスを有効利用するシステムの研究などを進めていて、シンポジウムではバイオマスを炭、メタン、堆肥など、別の資源に変える装置を数種類試作した成果が報告されました。

またこの成果で有機農業が活発になり、農薬の使用が減少したり、人体や環境への負荷が軽減され、バイオマスを利用したエコエネルギーの活用が地域に根付くことが期待されるということです。