※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

アメリカ軍がベトナム戦争で使用したダイオキシンを含む枯れ葉剤が、1960年代に北部訓練場で使われていたことがわかりました。

これは1961年から62年、北部訓練場で枯れ葉剤を散布する作業に携わった元アメリカ兵が前立腺がんを患い、その後遺症の補償がアメリカ退役軍人省に認められたことが公式文書で明らかになり分かったものです。

文書では沖縄に枯れ葉剤が集積されていたことを伺わせていて、現在でも北部訓練場の土壌にダイオキシンが残留している可能性があります。

これについて9日、公務復帰したばかりの仲井真知事はQABのインタビューに対して「報道で初めて知らされた。正確な情報がないのでコメントできない」と答えました。

一方、県議会でも9日の米軍基地関係特別委員会でこの問題が取り上げられ、護憲ネットワークの渡嘉敷議員は、枯れ葉剤が使用されたとされる北部訓練場は県民の水がめであり、県は把握しているのかと質しました。

これに対し、上原知事公室長は、現在、その事実について外務省に問い合わせ中だと答えるにとどまりました。

枯れ葉剤の使用は今後、大きな波紋を呼びそうです。