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現代建築が進む中、築80年余りになる石垣市の渡久山家住宅と与那国町の久部良家住宅が地域の歴史を伝える建築物として15日、国の文化財に指定されました。

石垣市大川にある「渡久山家住宅」は母屋、井戸、石垣などからなる赤瓦葺きの住宅で、大正14年に建築されました。屋敷全体が伝統的な民家形態を残していて、石垣島に残る貴重な建造物の一つであると考えられています。

また、与那国町久部良にある「久部良家住宅」は、明治時代に石垣市内から移築されたものと見られています。使用木材はすべて台湾や西表島から運ばれたイヌマキ材で作られていることなど、歴史を知る建造物として文化財に登録されました。

県内での国の登録有形文化財はこれで57件となります。