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こんにちは、めざせ甲子園 9回目は今年の夏のシード校ではありませんが、その実力は、他のどの学校も認め、優勝候補の有力校としてマークされている浦添商業です。部員101人という県内でも大所帯の野球部ですが、チームの心の支えになっている努力家がいました。

県立・浦添商業高校 本土復帰の前年、昭和46年に開校し、今年で36年の歴史を刻む。

野球部は過去3度、甲子園に出場。97年、夏の甲子園ではベスト4に入る活躍を見せた。強豪校として常に優勝争いに絡む浦添商業は、今年も他のチームを脅かす大きな存在だ。今年の浦商は、バッテリーを中心に、守備には絶対の自身を持っている。特に注目すべきは、今大会ナンバー1の球速、145キロを投げる右の本格派、エース伊波翔悟。試合の後半でも、140キロ代を投げられるスタミナは魅力だ。

伊波翔悟投手「エースナンバーを背負うからには堂々としたピッチングがしたいです」

ストレートの速さに加え、スライダーや、カットボール、チェンジアップなど、多彩な変化球で、緩急を織り交ぜたピッチングは相手チームも一筋縄ではいかない。

続いてバッティング!打撃力にも定評がある浦添商業は、上位から下位まであなどれない。注目はやはりクリーンナップだ。3番は松本直樹。4番は最近打撃好調の宮平卓。5番は山城一樹。この他、全体的に、小柄ながら、潜在的な爆発力は、調子に乗せると手がつけられない。

この夏の頂点を目指し、毎日練習に励む浦添商業ナイン。しかし、夏の大会、レギュラーとしてベンチ入りできるのは101人いる部員の中で20人だけ・・・。最後の夏を迎える3年生22人の中には、当然レギュラーから外れる選手も出てくる。勝負の世界の厳しさだ。

「仲宗根聡太くん」まだ一度も登録メンバーに選ばれたことはない。それでも、最後の夏を目指し、部員の中の誰よりも練習に励んでいる。

仲宗根聡太選手「メンバーに入って親に球場でみんなで一緒にプレーしているところを見せてあげたいです」

朝練はもちろん、休みの日もグランドに出るその姿は、他のナインの心を動かしている。

神谷嘉宗監督「彼の姿を見て1,2年生は頑張ると思うんですよ」

宮平卓選手「(3年生にとっては)最後の夏なので、メンバーに入りたいという気持ちがすごく伝わってきます」伊波翔悟投手「毎日練習で努力してすごい先輩だと思います」

ひた向きに頑張る努力家は仲宗根くんだけではない。キャプテンの島袋克也くんもスタメンからは外れているが、プレーでは3塁コーチャーとしてナインを引っ張る存在だ。

島袋克也主将「みんなが元気ないときでも自分は一人でも声を出してみんなを盛り上げてみんなが声を出せる良い雰囲気に出来ればと思っていつも元気を出してやってます」

レギュラーだけが野球をやっていんじゃない。多くの仲間がそれぞれの場所でひた向きに頑張っている。部室の前にあるカレンダー。そこには、ナインの思いが書かれていた。

「流した汗は裏切らない」「ここまで来たそれが一番難しいことそしてそれが一番素晴らしいことあとはフィールドを自分の物にする」

一人の力をチームの力に変えて、浦商が最高の夏を迎える!

カレンダー/仲宗根くんの言葉「努力した分結果がついてくる」

仲宗根聡太選手「チームワークとか、仲間の大切さとかをこの2年間でしっかり学べたと思います」「1年生の頃からの夢で目標でもある甲子園に3年生も含め浦添商業のメンバーで行きたいと思います」

カレンダー/主将の言葉「日本一のサードコーチャーになる」

島袋克也主将「チームのために何が出来るかというのを第一に考えて自分が出来ることを見つけたらそれに一生懸命ひた向きにやるというのを自分の中で決めていて」「高校野球というのは自分にとっては大きな宝物ですね」

明日は注目の組み合わせ抽選会が行われます。めざせ甲子園は、普天間高校。お楽しみに!