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普天間基地の周辺住民がアメリカ軍機の夜間・早朝の飛行差し止めと損害賠償を求めている裁判で那覇地裁は17日、宜野湾市に住む原告の住宅などで現場検証を行いました。

普天間基地の周辺住民200人が原告となって5年前に始まった裁判で、17日に行われた現場検証には那覇地方裁判所の裁判官3人の他原告団の弁護士や被告である国側の関係者も参加しました。普天間基地の滑走路の延長線上約1キロの場所に住む知念忠二さんはアメリカ軍機が家の上空を飛ぶとテレビの映りが悪くなったり障子が揺れるなどの悪影響を裁判官に訴えました。

このあと知念さんは記者の取材に対して「爆音下にある私達の苦しみを理解してもらって、それなりの手を打って爆音をなくして欲しいというのが我々の率直な気持ち」と語りました。裁判の判決は2008年3月ごろ。現場検証で得た住民の証言や騒音データなどがどのように反映されるか注目されます。