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アメリカ軍北部訓練場の一部返還に伴い、東村高江区近くに建設されるヘリパッド工事に伴う環境アセスに対し、県は、アメリカ兵の環境教育に住民の生活環境への配慮を盛り込むよう求める、知事意見を出しました。

11年前のSACOの最終報告では北部訓練場のおよそ半分の3987ヘクタールを返還することが決まっています。その際、ヘリパッドを東村高江区周辺の訓練区域に移設することになっていて、那覇防衛施設局が環境アセスメントの手続きを進めています。

県が26日に出した知事意見は着工を目前に控えてのもので、それによると建設工事に当たっては貴重な動植物への影響を可能な限り低減するよう求めています。また、アメリカ兵への環境教育プログラムの中に、地域住民の生活環境への配慮と併せて、県民の水がめのダムなど水源への配慮についても追加するよう注文をつけています。

意見書では住民が求めている建設の中止は盛り込まれず、住民や自然保護団体などの反発が強まるのは必至です。