※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

宜野湾市の伊波市長がきょう記者会見を開き、4月22日に行われる市長選挙で再選を狙うことを正式に表明しました。保守系野党側も一本化に成功し、激しい一騎打ちが予想されます。金城記者です。

宜野湾市の伊波洋一市長は社民、社大、共産と市議会与党会派の推薦を受け、2期目を目指します。

伊波洋一市長「最大の課題である普天間飛行場の危険性除去と早期返還を実現させるため、再び立候補することを本日、正式に表明いたします」

4年前、前の市長の汚職辞任に伴う選挙で初当選した伊波市長。普天間問題や市政の課題に取り組んできました。しかし去年の知事選で野党候補が破れ、宜野湾市の得票差でも自民・公明に大敗した結果に危機感を持った伊波市長陣営は去年の12月市議会で早々と出馬の決意を示し、そしてきょう、出馬会見に臨みました。

一方、市政奪還を目指す自公と保守系市議団は前の教育委員会教育部長の外間伸儀さんを擁立しました。しかし、その人選過程で不協和音が噴出。候補に挙がりながら一方的に降ろされたとして、会社代表の松谷秀夫さんが一歩も引かず、選挙は三つ巴の様相を呈していました。こうした中で自民党国会議員は「割れては勝てない」と介入。先週末、両者が話し合いを持ち、外間さんが松谷さんの政策の一部を取り入れることで外間さんでの一本化が決まりました。

外間伸儀さん「市民が豊かで、住みよい街を実感できる宜野湾市の建設に向けて頑張っていきたい」

これで選挙は伊波市長と外間さんとの一騎打ちの公算ですが、ここでキーマンとなるのが『政党そうぞう』。宜野湾市で一定の勢力を持つそうぞうですが、反自公と同時に反共産でもあるそうぞうにとって、表向きはどちらにも行けない立場です。さらに参議院補欠選挙でそうぞうに近い赤嶺昇県議会議員の名前も上がっていて、波風を立てられない状況でもあり、現職の伊波市長と自公の一騎打ちとなる見方が強まっています。