※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

嘉手納基地 電子偵察機の離陸相次ぐ

北朝鮮のミサイル発射の動きに嘉手納基地では、きょうも朝早くから弾道ミサイルを観測する電子偵察機が相次いで飛び立つなど慌しい動きが見られました。

「午前4時15分です。いまコブラボールがゆっくりと離陸します。北朝鮮が8発目のミサイルを発射する動きをつかんだのでしょうか、いまコブラボールが離陸しました。」

弾道ミサイルを観測する電子偵察機コブラボールは、きのう北朝鮮がミサイルを発射した直後の午前4時ごろにも離陸し、昨夜10時半すぎに嘉手納基地に帰還していました。このほか、早朝にはコブラボールに続いてアメリカ海軍の別の電子偵察機も離陸。その直後にコブラボールへの給油のためと見られる空中給油機も離陸しました。

「嘉手納基地、現在11時を過ぎたところです。電子偵察機リベットジョイントが離陸に向けて動き出しました。」

リベットジョイントはコブラホールと同様に弾道ミサイルなどを観測する電子偵察機で、こちらも、午前中に別の空中給油機や偵察機に続いて離陸していきました。嘉手納基地ではこのほか、FA-18戦闘攻撃機やF-15戦闘機による、通常の訓練の様子が見られる一方で、早期警戒管制機AWACSが相次いで離陸するなど、終日、北朝鮮の動向を警戒するものと見られる、慌しい動きが続きました。

北朝鮮のミサイル発射の動きに嘉手納基地では、きょうも朝早くから弾道ミサイルを観測する電子偵察機が相次いで飛び立つなど慌しい動きが見られました。

「午前4時15分です。いまコブラボールがゆっくりと離陸します。北朝鮮が8発目のミサイルを発射する動きをつかんだのでしょうか、いまコブラボールが離陸しました。」

弾道ミサイルを観測する電子偵察機コブラボールは、きのう北朝鮮がミサイルを発射した直後の午前4時ごろにも離陸し、昨夜10時半すぎに嘉手納基地に帰還していました。このほか、早朝にはコブラボールに続いてアメリカ海軍の別の電子偵察機も離陸。その直後にコブラボールへの給油のためと見られる空中給油機も離陸しました。

「嘉手納基地、現在11時を過ぎたところです。電子偵察機リベットジョイントが離陸に向けて動き出しました。」

リベットジョイントはコブラホールと同様に弾道ミサイルなどを観測する電子偵察機で、こちらも、午前中に別の空中給油機や偵察機に続いて離陸していきました。嘉手納基地ではこのほか、FA-18戦闘攻撃機やF-15戦闘機による、通常の訓練の様子が見られる一方で、早期警戒管制機AWACSが相次いで離陸するなど、終日、北朝鮮の動向を警戒するものと見られる、慌しい動きが続きました。

議会の対応 “ミサイル発射”で分かれる

北朝鮮がミサイルを発射したことで嘉手納基地を抱える沖縄市と北谷町の議会で対応が分かれました。謝花記者のリポートです。

沖縄市議会は嘉手納基地へのパトリオット配備に反対する抗議決議について先月28日の委員会で合意し、きのうの定例会最終日に全会一致で可決する予定でした。しかし本会議のおよそ6時間前に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことで事態は急変。野党は市民の命を守るためにパトリオットの配備に一概にダメだとは言えないなどと主張し、基地機能の強化だと反発しつづける与党と意見が分かれました。

「市民の生命、財産を守るために(パトリオットの配備を)認めるわけにはいかない」「(ミサイル発射後の)状況が与党のほうにその空気が読めなかったのかな」

結局、最後は野党が本会議に出席せず、再開できないまま日付が変わったため議会は流会。抗議決議も見送られました。再開して区切りをつけることも無く、さらに9月には市議会選挙があるためこのメンバーでの議会は終了と言う、極めて異常な形で終了しました。

一方、パトリオット配備への反対決議をおととい可決した北谷町議会は、きょう、日米政府の関係機関に相次いで抗議しました。那覇防衛施設局では、日米で合意したパトリオットミサイルの配備計画を撤回するよう求めたのに対し、施設局側は配備の場所はまだ決まっていないと繰り返すだけでした。このあと議会のメンバーはアメリカ軍にも計画の撤回を訴えましたが四軍調整官事務所長のフランクリン大佐は北朝鮮がミサイルを発射したという事態もあると述べてパトリオットミサイルの必要性を強調し、さらに配備の場所は2週間後には決まると明言したということです。