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また基地機能強化の恐れです。最新鋭の地対空誘導弾『パトリオット』について那覇防衛施設局の佐藤局長は、嘉手納基地への配備を日米間で協議していることを明らかにしました。

パトリオットは他の国から発射された弾道ミサイルを着弾前に迎撃するもので、主に北朝鮮や中国などの弾道ミサイルへの抑止が目的とされています。在日アメリカ軍再編の最終報告には、「既存の在日アメリカ軍基地に配備し、可能な限り早い時期に運用可能にする」と明記されています。きょうの定例記者懇談会で那覇防衛施設局の佐藤勉局長は、パトリオットの嘉手納基地への配備を現在日米間で検討していることを明らかにしました。

嘉手納町の宮城篤実町長は、QABの取材に対し、「沖縄がアメリカ軍の前線基地となる恐れがある」と強い懸念を示しています。佐藤局長はまだ決まったわけではないと答えていますが、県民の負担軽減に逆行する政府の頭ごなしの行為に、県民の反発が広がることが必至です。