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町議会が怒り心頭です。嘉手納基地周辺で100デシベルを超える戦闘機の騒音回数が過去最悪を記録するなどアメリカ軍の訓練が激化したことに嘉手納町議会は即応訓練の中止などを要求することを決めました。

嘉手納基地では今月5日から7日まで基地が攻撃を受けたことを想定した即応訓練を実施し、夜中や早朝に大音量の放送やサイレンが鳴り響きました。さらに戦闘機の離着陸が激化し、おとといには早朝から昼にかけて100デシベルを超える騒音が36回も発生しました。これに対し嘉手納町議会はけさ、緊急に基地対策特別委員会を招集し、対策を協議。この中で基地渉外課からは、「まるで戦場にいるようだ」など、20件あまりの苦情が、町民から寄せられたことが報告されました。

議員「いま、三沢とか山口県の岩国とかから別の戦闘機が来てますよね」「(即応訓練を)知らないお年寄りは『本当に戦争が起きたんじゃないか』と」

基地対策特別委員会田仲康栄委員長「住民はこういう戦争のための演習を許していないという意思表示を日米両政府にはっきりとメッセージを送ることが重要だと思いますね」

委員会では、14日に臨時議会を開いて即応訓練の中止とF-15戦闘機の即時撤去を求める抗議決議を採択し、アメリカ軍に直訴する方針です。