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脱法ハーブと呼ばれる違法ドラッグが原因と思われる救急搬送件数が2012年に入り急増していることを受け、県や県警が「違法ドラッグ注意報」を出しました。

違法ドラッグとは脱法ハーブなどと呼ばれ、大麻に似た幻覚や興奮作用を招く恐れがある薬物で、薬事法で規制されていない新しい成分が含まれていることが多く、法律の規制を逃れているのが現状です。

2012年3月には違法ドラッグを吸いながら車を運転した男が意識もうろうの状態となり、車十数台が絡む大事故を引き起こしています。

違法ドラッグの吸引が原因と思われる救急搬送件数はことしに入り23件。2011年1年間の搬送件数10件に比べると、すでに倍の人数が違法ドラッグの被害にあっていて、その大半が10代から20代の若者だということです。

県薬務疾病対策課の玉城宏幸班長は「違法ドラッグを吸ったと疑われる死亡事例も(県外で)2件出てます。1回だけならいいやと軽い気持ちで手を出すと非常に危険です。依存症になる可能性があります」と話しました。

県や県警では健康被害を未然に防ぐため、違法ドラッグを「買わない、使わない、関わらないことを徹底してほしい」と呼びかけています。