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続いては、沖縄のおとなり台湾の様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。きょうは今月、発生した地震からの復興を願う話題に、日本と比べると一足早いホタルの話題をお伝えします。

雲林県、航海の神様が祀られているお宮を9日間かけて練り歩く「媽祖巡礼」。参加者の中には大きなQRコードを背負って歩く人も。今月3日に起きた台湾での地震で被害を受けた大学の校舎を再建しようと、募金を募っています。

わんさか台わん 地震からの復興とホタルの話題

インタビュー 花蓮県 東華大学学生「これは大学のOBが作ってくれたもので、彼も1日目に参加していました。彼はこの方法が学校の再建などの後押しになることを願っているそうです。」

また台湾の旗を手に歩き、震災の復興を願う人もいました。

トルコ系台湾人 カルロワさん「花蓮が被災した後、より強く花蓮を応援するために訪れたいと思いました。」

わんさか台わん 地震からの復興とホタルの話題

毎年、健康や平和を願う媽祖巡礼。今年は、多くの参加者が被災地・花蓮県への思いを寄せていました。沖縄からも一日も早い復興を願います。

観光のオフシーズンに入った台湾。この時期をどう乗り切るか?そこへ希望の光をもたらしてくれるのが、「ホタル」です。台湾北東部にある宜蘭県や花蓮県では、3月4月はホタルの季節。毎年多くの人が訪れます。

2018年からホタル観賞ツアーの参加者は1万7000人を上回り、当時の観光収入は2415万元(約1億1480万円)を記録。2020年はコロナの影響で大打撃を受けましたが、地元の人々はホタルをきっかけにより多くの経済効果を生み出そうと取り組み始めています。

わんさか台わん 地震からの復興とホタルの話題

頭城農場副経理 卓志成さん「宜蘭は台北市の裏手にある花園です。それなら、私たちはこの地方の山海や漁港、その地で食べられる海鮮物など、宜蘭を形作る様々な生態環境により注目する必要があります。」

ホタルが見られるスポットを地図にまとめたり公共交通機関との連携を強化したり。また、夜のホタル目当てで来た観光客をターゲットに日中、地元の集落を巡るツアーも企画され観光消費額アップを狙っています。

観光のオフシーズンをホタルが救ってくれるのか?大きな期待が膨らんでいます。

一方、大忙しなのは、カラッと揚げたフライドチキンを提供する弁当店。おかずを敷き詰めたごはんと合わせてたったの65元!日本円でおよそ300円です。

わんさか台わん 地震からの復興とホタルの話題

従業員「毎日300個以上を販売しています。毎日が繁忙期です。」

こちらも、300円弁当を提供するお店。揚げたてサックサクの豚カツとお惣菜3品がついて、このお値段!

客「他のお店は大体70~80元ですが、ここはたった65元なんですよ。」客「もちろん最高です!他よりはるかに安いです。」

店の人「(価格は)複雑にしないようにしています。基本的にコストの制御が難しい」

物価が高騰するなかでも、どうにか踏ん張って提供されるお弁当は「超佛心排骨飯」「仏の心のように慈悲深いお手頃価格の豚カツ弁当」と親しまれ、庶民の強い味方となっています。