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野田総理が慰霊の日の沖縄訪問に合わせ、オスプレイ配備について、仲井真知事を説得するのではないかと報じられたことを受け民主党県連は7日、異例の会見を開きました。

会見で瑞慶覧長敏副代表は「沖縄と日本政府との妥協する余地はもはや無いし、全面対決だと受け止めなければならない」と声明文を読み上げました。

民主党沖縄県連は、モロッコで起きたオスプレイ墜落事故の原因究明がなされないまま沖縄に配備される可能性もあると森本防衛大臣が示唆したことに強く抗議し大臣の辞任を要求。

また、野田総理が慰霊の日に仲井真知事にオスプレイ配備を要請するのではないかと報じられたことに対しても憤りを表しました。

瑞慶覧長敏副代表は全てを投げうつ覚悟、決意の表れだとしてランニングシャツ姿で会見に臨み「すぐ泣くんだけどね、本当に悔しいというか何なんだと、人をばかにするなと、今まで抑えてきたけど今回だけはダメだな。ダメ。許されない」と声を詰まらせました。

一方、藤村官房長官は報道については「事実無根」だと否定し、官邸での会見で次のように述べました。

「この日は沖縄の戦没者の慰霊の日であります。その機会に、米軍再編にかかる個別具体の事項について、要請を行うことなどは考えていない」

これまでも基地問題を巡り党本部とねじれていた民主党県連ですが、今回の件は党本部との溝をさらに深めそうです。