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年末にかけて、海外からの危険物や不正薬物などの密輸増加が懸念される中、沖縄地区税関は、2025年12月3日から「年末の特別警戒」を開始しました。

この特別警戒は、沖縄地区税関が人や物の往来が増える年末に、海外からの不正薬物や拳銃などの危険物、価格が高騰している金など、密輸を水際で防ぐ強化対策として行っています。

2025年12月3日の出陣式には、沖縄地区税関の職員45人が参加し、神谷洋一税関長の訓示の後、職員らは、それぞれの持ち場へ出動しました。

沖縄地区税関・神谷洋一地区税関長は「那覇空港の(密輸)摘発は昨年を上回る件数が出てきているので、年末にかけてさらに警戒を強めてしっかり安全安心を守っていくというのが肝心」と話しました。

その後、台湾から到着したクルーズ船の乗客に対する税関検査が報道陣に公開され、検査では、およそ1800人の乗客に対し、麻薬探知犬がにおいをかぎ分けたり、職員が手荷物や身体検査で不審物を持っていないか確認する様子が見られました。

年末特別警戒は、2025年12月12日まで行われます。