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夏の全国高校野球大会、県代表・沖縄尚学はきょうの準決勝で山梨学院に勝利し、夏大会では、初めて決勝進出を決めました。ここからは、現地で取材を続ける戸田アナウンサーに伝えてもらいます。戸田さん!

戸田アナウンサー「きょうも大阪・ABCからお伝えします!沖縄尚学、相手に先制を許し、中盤まで重い空気の試合展開からの見事な逆転勝利でした!早速、きょうの準決勝の試合をご覧ください!」

戸田アナウンサー「学校史上初!まだ見ぬ景色夏の準決勝」「沖縄尚学の選手たちが新たな一歩を踏み出します。」

学校史上初めて夏の準決勝に臨む沖縄尚学、スタンドには沖縄大会決勝で戦ったライバルたちの姿が!

夏制覇へあと1勝!沖尚・決勝進出

エナジックスポーツ 前主将(沖尚比嘉と幼なじみ)砂川 誠吾さん「同級生の県のライバルだったみんなが、甲子園で戦っているので応援にきました」「(幼なじみの比嘉は)明るくて小学校からチームの中心的な選手だった」「(甲子園でも)相変わらずかっこいい姿見せてくれてます」

切磋琢磨したライバルたちの声援も力に!

試合は1対1で迎えた5回。先発の末吉が山梨学院に3者連続ヒットを浴び、1アウト満塁。ここで準々決勝までの打率8割、4番横山を迎えます。沖尚の武器である「守備」に乱れが。この間にランナー2人が帰り勝ち越しを許します。

夏制覇へあと1勝!沖尚・決勝進出

その後も沖尚は守備のミスが続き流れは山梨学院に。ここで末吉に代わり、新垣有絃がマウンドへ、セカンドゴロに打ち取りピンチを切り抜けます。

反撃に転じたい沖尚はそのウラ、この試合4番を任された宜野座がレフトへのツーベースヒットで出塁、5番の比嘉もヒットで続きノーアウト1、3塁。バッターは4番から打順を下げられていた6番安谷屋。甲子園で打撃に苦しんでいた安谷屋がこの大事な場面で今大会初打点。1点差に詰め寄ると、続く阿波根、相手の守備が乱れる間に同点に追いつきます。

夏制覇へあと1勝!沖尚・決勝進出

流れをつかみ始めた沖尚、末吉からマウンドを引き継いだ新垣が7回、4番横山に1度もバットを振らせることなく「3球三振」高い攻撃力を持つ山梨学院をこの回3人で抑えます。

沖縄尚学10 新垣 有絃 選手「全員でもう1回集中しなおして絶対勝ちにいこうと」「チームに少しでもいい流れを持ってきたい気持ちで」「マウンドに立った」

そのウラ、沖尚の打線が新垣の好投に応えます。2アウトから4番の宜野座。フェンス直撃の3ベースヒット、勝ち越しのチャンス。打席には5番 比嘉 大登。比嘉のタイムリーヒットでついに勝ち越しに成功します。

夏制覇へあと1勝!沖尚・決勝進出

沖縄尚学4 比嘉 大登 選手「2年生ピッチャーに助けられてきたので」「ここは野手の3年生が中心となって出た1本だった」

エナジックスポーツ 前主将(沖尚比嘉と幼なじみ)砂川 誠吾さん「叫びました!」「大登大好きです!」

8回も新垣が3人で抑え、勝利まであと1イニングとなった9回、2アウトから山梨学院の粘りにあい1打同点のピンチ、決勝進出へ正念場を迎えます。最後は守り切った沖縄尚学。学校史上初の決勝進出!

夏の頂点を決める決勝戦、あさって午前10時から西東京代表の日大三高と雌雄を決します。

夏制覇へあと1勝!沖尚・決勝進出

沖縄尚学 眞喜志 拓斗 主将「自分たちのエラーを見方がカバーしてくれる」「とてもチームワークの良い仲間」「勝ちに執念にこだわっている仲間だと思った」「日本一長い夏にすることができた」「ここから日本一最高の夏にするためには絶対優勝しかない」「しっかり準備して絶対日本一達成したい」

沖縄尚学、夏大会・初の決勝進出です。県勢としては興南が春夏連覇した2010年以来15年ぶりとなります

決勝の相手は西東京代表の「日大三高」これまで夏の全国制覇を2度成し遂げていて、今大会もしぶとく勝負強い打線で勝ち上がってきました。

夏の頂点までいよいよあと1勝、沖縄尚学、決勝戦はあさって午前10時プレーボールの予定です。『ちばりよ、沖尚』