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2025年5月、那覇市の国道で酒を飲んだ状態で車を運転して衝突事故を起こし4人に重軽傷を負わせ、その場から立ち去ったなどの罪に問われているアメリカ兵の裁判で、那覇地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと海兵隊員の、アイヴァン・ガルシアマルティネス被告(20)は、5月、那覇市の国道58号で酒を飲んだ状態で乗用車を運転し、子ども2人を含む4人に重軽傷を負わせたうえ、車を放置して現場から立ち去ったとして、過失運転致傷とひき逃げなどの罪に問われています。

これまでの裁判でガルシアマルティネス被告は起訴内容を認めていて、検察は懲役2年を求刑。一方、弁護側は、執行猶予付きの判決を求めていました。

那覇地裁の大嶋真理子裁判官は「酒気帯び運転や事故直後の被害の大きさを確認したのに救護や報告を怠ったとして厳しく非難されなければならない」と指摘。

そのうえで「被害者に対して物損の賠償は完了しており、被告人は反省の態度を示している」として被告に対し懲役2年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。