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沖縄戦で旧日本軍が首里城の地下に設置した「第32軍司令部壕」について、県が特定した第1坑口の周辺を調べるために、8月19日から発掘調査を実施します。

「第32軍司令部壕」は、80年前の沖縄戦で旧日本軍の指揮の中心となった場所です。

現在、県が保存・公開に向けた取り組みを進めていて、2023年度からボーリング調査や試掘を行った結果、第1坑口の場所を特定しました。

今回の調査では、首里城公園の園比屋武御嶽石門の裏手にある、シェルターとして使われていたコンクリート製の掩蔽壕の周辺・6か所を掘り、第1坑口に通じるルートを確認するとしています。

県立埋蔵文化財センターの羽片誠主任専門員は「第1坑口へと通ずる通路の確認をすること、もう一つが第一坑口周辺に構築された建物4つあるんですけど、その建物の構造とかを確認する」と述べました。

県による発掘調査は、8月19日から9月18日までの予定で、その様子を公開するということです。