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草刈り機で前足を切断するケガを負い治療を受けていた国の天然記念物のリュウキュウヤマガメが回復し、やんばるの森に帰されました。
ケガをしたリュウキュウヤマガメは成体のメスで、5月、国頭村辺野喜の畑で右前足を草刈り作業中の機械に巻き込まれ切断しました。
作業をしていた農家が、環境省・やんばる自然保護官事務所に連絡し、名護市の動物病院に運び込まれ懸命な治療を受けた結果、先月から歩行や仰向けからの起き上がり、また、段差の上り下りもできるまでに回復したことから、やんばるの森に帰されました。
ヤンバル動物診療所・山岸真貴獣医師は「力強く歩いていってくれた姿実際みることができて、安心しました」と話しました。
やんばる自然保護官事務所によると、リュウキュウヤマガメが車にはねられるなどして救護された件数は、2024年1年間で7件、2025年はすでに6件発生していて、草刈り作業の前には十分に周囲を確認することや事故を発見した際には、環境省に連絡するよう呼びかけています。