著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
緊急で回収した不発弾に付着した錆を落す作業をしていた際に起きたということです。６月９日、午前アメリカ軍・嘉手納弾薬庫内の不発弾保管施設で爆発事故があり、自衛隊員４人が搬送されました。
読谷村や消防などによりますと、６月９日午前１１時２０分ごろ、読谷村親志にある不発弾の保管庫で爆発が起きたということです。現場は、アメリカ軍・嘉手納基地に隣接する弾薬庫地区のうち、日本側と共同使用しているエリア内で、回収した不発弾を一時的に保管する県管理の保管庫です。
那覇駐屯地の陸上自衛隊第１５旅団や消防によりますと、緊急に回収した不発弾を、保管庫に搬入しようと付着した錆を落す作業をしていた際に起きたということです。
作業は、保管庫と隣接するテントでおこなわれていたとみられます。また消防によりますと搬送された４人はいずれも命に別条はなく、うち２０代の男性隊員が右腕と左ほほに擦り傷、４０代の男性隊員が左手にやけどを負ったということです。
近隣施設従業員は「怖いですよね。普段から米軍の音はする。爆弾の音というか。ここもガラスも揺れるが今日はそれがなくてびっくりした。ニュース速報見て」と話しました。
読谷村・石嶺傳實村長は「まさに戦後８０年でいろんな意味で事件だったり、事故、基地あるが故の事件事故があった。憤りを感じる」と述べました。
石嶺村長は、事故について「あってはならないことで残念だ」とし、村民には「落ち着いて行動してほしい」と呼びかけました。
