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基準値の2倍のアルコールが検出されていて、飲酒運転も視野に捜査しています。5月25日、那覇市の国道で車で事故を起こし4人にけがをさせたあと現場から立ち去ったとして、アメリカ海兵隊員の男を逮捕されました。

過失運転致傷とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、アメリカ海兵隊キャンプハンセン所属の上等兵、アイヴァン・ガルシアマルティネス容疑者(20)です。

警察によりますと5月25日午前10時半ごろ那覇市安謝の国道58号で、海兵隊員が運転する普通乗用車が本線と側道の間にあるウォータータンクに衝突したあと、後ろを走行していた普通乗用車にも衝突しました。

この事故で後ろを走行していた車が横転し、乗っていた39歳の男性が頭を切ったほか、7歳と10歳のこどもが足や胸の痛みを訴えるなど4人が軽傷を負いました。

海兵隊員は事故後、現場から立ち去っていて、通報を受けた警察が付近の歩道にいるのを発見し逮捕したということです。ガルシアマルティネス容疑者は調べに対し「救護はするつもりだった」と容疑を一部否認しています。

その後の調べで、男の呼気からは、基準値のおよそ2倍のアルコールが検出されていて、警察が酒気帯び運転の疑いも視野に捜査しています。

また沖縄市では、5月26日未明、飲酒運転をしたとして、警察は、アメリカ海兵隊員の男を逮捕しました。逮捕されたのは、アメリカ海兵隊・キャンプシュワブ所属の伍長エイドリアン・サンチェス容疑者(23)です。

警察によりますと5月26日午前2時ごろ、沖縄市中央2丁目の市道で警察官が蛇行運転する普通乗用車を見つけ、制止させました。その後、警察官が男から話を聞こうとしたところ酒の臭いがしたため飲酒検査を実施。その結果、基準値を超えるアルコールを検出したため逮捕しました。

警察の調べにサンチェス容疑者は「酒は抜けていると思った」と容疑を否認していて、警察は飲酒運転の経緯などを調べています。