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糸満市の平和祈念公園内にある「平和の礎」に新たに342人の戦没者が刻まれた刻銘板が設置されました。
糸満市の平和の礎には国籍や軍人・民間人を問わず沖縄戦などで犠牲になった戦没者の名前が刻まれています。2025年は県内から16人、県外で325人、アメリカ国籍1人の計342人の犠牲者が追加されることになり5月26日午前、新たな刻銘板をクレーンで設置する作業が行われました。
2025年の追加で最も人数が多かったのは大阪府で、戦艦大和の乗組員など281人の申告があったということです。刻まれた名前の総数はこれで24万2567人となりました。
県平和・地域外交推進課和仁屋浩次さん「いまなお平和の礎の追加刻銘が続いている。沖縄戦では遺骨さえ収集できなかった人が大勢いる。平和の礎の刻銘することによって生きた証にも繋がるので県としては沖縄戦で亡くなったすべての人を刻銘できるよう取り組んでいきたい」
県では新たな取り組みとして戦没者の名前や出身地で、平和の礎に刻銘されている位置が検索できる特設サイトを慰霊の日までに公開したいとしています。