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政府はついに、辺野古の埋め立てに向けた土砂の積み込み作業を始めました。14日には土砂を投入するものとみられます。

岩屋防衛大臣は「3日、埋め立て土砂の積み込みにかかる事業が整ったことから、安和桟橋において埋め立て土砂の積み込み作業を開始したところです」と話しました。さらに土砂の投入を14日から開始することを明らかにしました。

辺野古の新基地建設をめぐっては先週、県と国は4回の協議を終え、県が協議の継続を求めたばかりでした。岩屋防衛大臣は「この1カ月間にわたってトップ同士の対話も含めて話し合いは行ってきたので、政府としては十分に丁寧な段取りを踏ませていただいた」と話していました。

一方、菅官房長官は「辺野古移設についての考え方は(国と県との)隔たりが大きく、一致には至りませんでした。国としても準備が整ったことから本日沖縄県に通知を提出した」と話していました。

先ほど県庁で会見した玉城知事は「沖縄防衛局がこのような違法な埋め立て工事に向けた作業を強行し、琉球セメント株式会社が、このように県民の関心が高く工事の進捗に大きな影響を与える情報を、許可権者である沖縄県に十分な事前説明もなく桟橋が使用されたことについては甚だ遺憾です」と話していました。