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琉球王国時代の那覇港を防御するために造られたとされる城砦「三重城」の戦後初の本格調査で陸へと続く道路の一部と思われる箇所などが新たに発見されました。
１６世紀中ごろに造られたとされる「三重城」は、外敵から防衛するための砦の一つで、１６０９年の薩摩藩による侵攻以降は出入りする船の見送り所として利用されていました。
那覇市は昨年度から戦後以降、初の本格的な三重城の調査を進めています。
今回の調査では、当時設置されたと思われる石積が数多く見つかった他現在の那覇ふ頭方面に伸びていた海中道路と思われる痕跡や、海側の見張りが外に出るためと思われる階段も新たに発見されました。
那覇市市民文化部文化財課埋蔵文化財グループ・学芸員城間宏次郎さんは「樹木がない三重城を見れるのはとても貴重だと思います」「那覇の街中に琉球王国時代の遺跡がしっかり残っていることに興味を持ってもらえれば」と話します。
この調査は１２月２６日まで行われ、１４日日曜日には、県民向けの現地説明会も開く予定です。