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続いては特集です。今月19日、高校バスケウインターカップ県予選決勝が行われます。女子の決勝は「 石川 対 小禄 」の対戦となりました。全国の大舞台「ウインターカップ」への出場切符を掴むのは、どちらのチームになるんでしょうか?今日はこの2校の決勝に挑む思いをお伝えします。

小禄3年島袋 綾音 選手「悔しい気持ちを自分たちの代で取り戻す、決勝に行くという思いが強かったですね」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

2年ぶりに決勝進出を決めた小禄、去年は準決勝で西原相手に最大26点リードするも、第4Q残り1秒で同点に追いつかれ、延長戦の末、大逆転負けを喫しました。

小禄3年屋冨祖 萌希 選手「あの時は」「3年生が2人いて3年生に任せてしまって」「2年生にとっては反省が多い試合だった」「気持ちで負けていた部分もあったので」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

あの逆転負けから1年、今年も準決勝で西原と対戦。因縁の対決を制しリベンジを果たした小禄。選手たちは悔しい敗戦から大きな成長を遂げていました。

小禄3年屋冨祖 萌希 選手「抑えるところをしっかり確認して」「コミュニケーションを取りましょう」

去年準決勝で敗れて以降、毎日練習前にその日の目標をチームで共有、練習中も1プレーごとに互いにフィードバックし、チームの連携、気持ちの繋がりを大切にしてきました。

高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

小禄3年屋冨祖 萌希 選手「練習中も1人ひとり言いたいことを言い合ってコミュニケーションをとって、一生懸命練習することができた」

また、去年は苦しい時に3年生任せになってしまった経験から、学年関係なく積極的にプレーする気持ちの強さを培ってきました。

小禄2年外間 琉華 主将「攻めるときもディフェンスも、ルーズボールも、1人ひとり去年より積極的になっている」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

そして、大逆転負けの要因となってしまったDFをこの1年徹底的に強化してきました。

小禄3年島袋 綾音 選手「このチームは1年間でディフェンスの力が一番上がってきた」「個人のディフェンスの着き方を身につけたりしながら、ディフェンス力を上げることができた」

この磨いてきたディフェンス力が身長180cmを超える留学生を有する石川相手に勝利を掴む鍵になります。

高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」小禄3年生盛みく 選手「相手は留学選手がいる」「そこの得点力がすごいので、いかに抑えれるかが勝負」「相手選手は高さがある分、気持ちとフィジカルで勝ちたい」「1、2年から悔しい思いをしてメンバーに入れなかったり、ベンチで見届けたことが多かった」「最後にアリーナの舞台に立って頑張りたい」

決勝の相手「石川」は、今年の県高校総体でも決勝で当り敗れた相手。リベンジ・そして初優勝へ!去年の王者に挑みます!

小禄3年屋冨祖 萌希 選手「(決勝は)先輩たちが立っていた舞台でもある」「石川に勝ってアリーナで優勝できるように頑張りたい」
高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」 小禄3年島袋 綾音 選手「ずばり!目標は優勝です!」




高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」石川3年ボリー アイダ ラソウル 選手「手を合わせてください」「いただきます!」「いただきまーす!」「味がない、これ」「誰が作った?」

石川3年石川瑚凪 マネージャー「アイダが味見したんだよ!」「OKって言うから!」

こちらは石川高校の家庭科の授業、和気藹々と笑顔を見せるのは沖縄の高校バスケ史上 初めての女子留学生、セネガル出身のボリー アイダ ラソウル選手。

身長184cmの高さと体の強さを生かしたプレーで去年のウインターカップ県予選優勝や、今年の県高校総体優勝などにも貢献したチームの大黒柱です。

チームはディフェンスからの速攻が武器、インサイドの高さを活かしながらアウトサイドシュートやドライブなど、バランス良く攻める石川に取って欠かせない存在。すっかりチームに馴染んでいるアイダ選手ですが、日本での高校生活に当初は難しさを感じていました。

石川3年ボリー アイダ ラソウル選手「難しかったです」「話すこと、聞くこと」「勉強が大変だった」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

石川3年池宮城 沙樹 選手「(当初は)全然なじめてなくて、自分の意見もうまく伝えることができなくて、自分たちも話を通じ合うのが難しかった」

石川3年石川瑚凪 選手「最初は言葉の面で通じないことがあったり、沖縄という誰も知らない所に来たのでメンタル的な部分で不安なことがあったと思う」

初めての留学生、言葉の壁や文化の違い、本人も周りも難しさを感じていました。それでも時間をかけて仲間として向き合い続けたことで心の距離は少しずつ縮まっていきました。

石川3年池宮城 沙樹 選手「コミュニケーションをとる中で、自分たちの意見だけを言うだけでなく、しっかりアイダ本人の意見を聞く事を3年生の中でしっかり意識していた」「去年よりかははるかにお互い喋れているし、お互いの気持ちを、言い合える関係になれていると思う」「(アイダ選手は)かけがえのない存在です」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

石川3年石川瑚凪 選手「一緒に全員で頑張ろうと声掛けをしていた」「駆け寄ることによって、応えようとしてくれた」「アイダもLINEで明日は3年生全員で頑張ろうと声掛けをしてくれる」「(アイダ選手が)一人じゃなくて、みんなで頑張ろうとしているのが伝わる」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

石川3年ボリー アイダ ラソウル 選手「自分でできないことを助けてくれます」「いつも授業で瑚凪が助けてくれます」「先生から怒られるときに」「アイダ、頑張れ、頑張れと言ってくれる」「(チーム全員)めっちゃ優しい人」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

寄り添ってくれる仲間の存在、今では言葉も気持ちも互いに通じ合い、チームとしての結束も強くなりました。

石川3年池宮城 沙樹 選手「お互いの意見が通じ合えているので、ここでパスが欲しいという時に出せたり、ここで面取ってほしい時にしっかりとってくれている、そこがプレーにつながっていると思います」

石川2年渡口 光 主将「3年生は練習中も本音で言い合っている」「気持ちの部分でもコミュニケーションの部分でも」「見習うところがある、いっぱいある」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

深めた絆がチームの力に!県高校バスケ史上初の留学生を有する石川が大会3連覇・目標とする全国ベスト4へ、決勝に挑みます!

石川3年池宮城 沙樹 選手「(県予選決勝は)全国ベスト4入るための一歩となる」「しっかり勝って3連覇目指して全国に良い流れで繋げたい」

石川3年石川瑚凪 マネージャー「自分はコートに立てないが」「3年生全員で」「勝ち取って全国大会に向けてまた切磋琢磨したい」

石川3年ボリー アイダ ラソウル選手「アリーナで絶対勝ちたいです。優勝します!」高校バスケ・女子「めざせウインターカップ 小禄&石川」

決勝は19日(日)に沖縄サントリーアリーナで行われます。

QABのウェブサイトでは、女子決勝・男子決勝の模様をライブ配信します。ぜひご覧ください。

全国の大舞台ウインターカップへ切符はどのチームに!!明日は男子決勝の2チーム「興南」と「沖縄水産」の特集をお送りします。

めざせウインターカップ!2025 | QAB 琉球朝日放送 めざせウインターカップ!2025 | QAB 琉球朝日放送

高校バスケウインターカップ県予選2025 男女準決勝  2025年9月15日 高校バスケウインターカップ県予選2025 男女準決勝