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那覇市が管理する土地の権利をめぐる贈収賄事件で、収賄の罪に問われている那覇市議会の元議長の裁判で、2025年10月8日に被告人質問が行われ、受け取った金は、配るものではなかったと改めて主張しました。

この裁判は、那覇市の市有地の所有権をめぐり、久高友弘被告が議会で便宜を図る見返りに他の被告と共謀の上、現金5000万円を受け取った収賄の罪に問われています。

2025年10月8日に被告人質問が行われ、久高被告は弁護側から受け取った金について問われ5000万円について相手から提示された金額で自分からは要求しておらず、他の市議に金を配るという話もしていないと改めて主張しました。

一方、検察側は、被告が今回の事件と別の人物と交わした「協力願い」という書面を提示し、土地の権利回復にむけて市議に協力を要請するための資金・活動費を求める部分があり、「当時から議員に現金を配るという話をしていたのでは」と追及。

被告は、市の主張を覆す資料集めなどのためだったと否定しました。

また裁判官から土地の権利が所有権を訴える人物に回復して得られた利益を協力者と2人で分ける内容が示された書類について質問されると被告は「記憶にない」と回答しました。

次回の公判は、11月17日で結審する見込みです。