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県内の中小建設業への就職を希望するひとり親を対象に人材を育成する研修事業が、南風原町で行われました。
この研修事業は、就職を希望するひとり親を対象に、支援と自立促進による経済的な安定を図ることを目的に県母子寡婦福祉連合会が行っているものです。
今回は、全国的に人材が不足している建設業界に就職を希望する10人が、初級の研修に参加しています。
県建設業協会:松田由紀子・女性部長は「全国的に建設業は人が足りないっていうのが本当に喫緊の課題となっているのが状況です。(研修で)建設業の魅力とか、やりがいとかが少しでも伝わればいいなと思っています」と話しました。
業界ルールや現場事務など座学で基礎的な知識を学んだ研修生は、南風原町の建設機械メーカーの敷地でICTが搭載された重機の操作指導を受けました。研修生は、クレーンや油圧ショベルの重機を指導員の指示を受けながら、慣れない手つきで操作します。
研修生は「(建設業界に)お母さん方がすごく多くて私みたいに片親だったりの方も多かったのですごく希望は持てる職種だと思います」と話しました。別の研修生は「(現場で)みんな頑張って暑いなか自分もそういう同じ経験したらいいかなっていう感じはあります」と話しました。
研修では今後、小型移動式クレーンの免許を取得するための技能講習も予定されていて、研修終了後には、建設業への就職を支援します。県母子寡婦福祉連合会では、今後も建設業向けの研修会を実施するということです。