自身が勤務する県立高校の生徒の写真を卑猥な文言とともにSNSに投稿するなどしたとして、県教育委員会は今月11日に実習助手の30代男性を懲戒免職処分にしました。
懲戒免職処分を受けたのは、本島内にある県立高校職員の30代男性です。
県教育委員会によりますと、男性は2025年4月から7月にかけて学校行事などで記録用に撮影された生徒の写真や生徒らがSNSに投稿していた写真を卑猥な文言とともに自身のSNSの匿名アカウントで不特定多数が閲覧できる状態で繰り返し投稿したとされています。
また男性はSNS上でわいせつな内容に写真を加工するユーザーに卒業アルバムに掲載された生徒の写真を提供したうえ、このユーザーが加工して投稿した画像を卑猥な文言とともに再投稿していました。
被害にあったのは県立高校の在学生4人と卒業生11人とみられています。
被害者の家族から6月に相談を受けた教育委員会が県警と協力して調査をすすめ、先月21日に一連の投稿を男性のものと特定し在宅勤務に切り替え、今月11日に懲戒免職処分としました。
教育委員会の聞き取りに対し男性は性的欲求を満たすためと行為を認めていて「迷惑をかけた方たちに謝罪をしたい。信用を失う行為をしてしまい大変申し訳ないです」と話しています。
男性は実験や実習の際に教諭をサポートする実習助手として2022年から県立高校に勤務していて、当時学校で行事の写真などを撮る記録係だったということです。
ことしに入りわいせつ事案で処分を受けた教職員は4人で半嶺満教育長は「近く県立学校長の研修会において服務指導の徹底などについて直接指導を行う予定で、引き続きあらゆる機会をとらえて教職員によるわいせつ事案根絶を図って参ります」とコメントしています。