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県民や観光客が利用する路線バスの車内で、事件が発生した際の対処方法について確認する訓練が、2025年9月3日に読谷村で行われました。

この訓練は、公共交通機関で突発的な事件が発生した際、対処方法について確認する目的で行われ、嘉手納警察署の署員や路線バスを運行する会社の職員などおよそ30人が参加しました。

路線バスの車内で、男が刃物を持って暴れている想定で訓練が行われ、運転手は男に脅されながらも、無線で状況を会社に伝えたり、行先表示板に「緊急事態」と「警察へ通報」を依頼する内容を表示します。

そして、駆けつけた警察官が、男を取り押さえます。参加者は、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

株式会社琉球バス交通の吉田さやかさんは「運転手として、こういった場合に、こうしたらいいなというイメージが湧いて、とても良い経験になりました。安心して乗れるようなバスにしていきたいと思います」と話しました。

嘉手納警察署の眞榮城督警備課長は、「今後も関係機関や事業者と様々な訓練をしていきたい」と話しました。