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対馬丸事件を通して、子どもたちが戦争や平和について考える体験型のワークショップが那覇市で開かれました。

夏休みの児童館に集まった子どもたちが見ているのは学童疎開船「対馬丸」に乗り、亡くなった姉妹の物語。同年代の子どもたちに起きた出来事を学び、平和の尊さや命の大切さを感じてほしいと、県が戦後80年の節目に行っている事業のひとつです。

外間愛菜さん「戦争が起こったらたくさんの人の命がなくなっちゃう」「戦争はやっぱりとてもこわいなとおもった」

物語を見たあと、舞台道具などを作る県出身のアーティスト大宜見健次さんを講師に迎え、小学生から高校生20人ほどが対馬丸を題材にした舞台で使用する小道具の制作に取り組みました。

Q.対馬丸事件は知っていた?大城陽菜さん「分からなかった」「分からなかったから何だろうと思って見てみて」「もう二度と戦争が起きないでほしいと思った」

嘉数優梨さん「小さい子たちが対馬丸や劇に対してどういう思いを伝えたいとか(考えながら)協力して作ることを大切にしてほしいなと思いながら作りました」

講師の特殊造形アーティスト大宜見健次さん「(子どもたちに)伝えていくのが我々の使命だと思っているので楽しくやりながら決して忘れないようにしようという試みでは今回はすごく身になったのではないか」

子どもたちが制作したサメやトビウオの小道具は来月公開の、宮本亞門さんが演出を手掛ける舞台で使用されます。