泡盛の話題が出ましたが、注目ビズも泡盛に関する話題です。泡盛といっても、ただの泡盛ではありません、こちらです。
山城アナウンサー「2025年がスタートして半年が経とうとしていますが、今年はヘビ年。その流れにあやかろうと?実は、存在感を増しているのが『ハブ酒』です」「泡盛の出荷量をグラフで見てみると(グラフ)値上げや若年層の酒離れなどから20年前と比べて半分以下に。そんな中『ちょっとだけ戦略』と新しい魅力が若者の心をつかんでいます」

千葉からの観光客「結構きついイメージがあります、飲んでみたいという気持ちはあります」
北海道からの観光客「あれ(ハブ入りの酒)ちょっと見たら飲めない、沖縄の人はすごいなと思う(Q.飲めるのが?)そうそうそう、作るのが」
みなさん、ハブ酒に対するイメージは様々なよう、インタビューを行った国際通りにある、こちらの量販店では200種類を超える泡盛を取り扱っています。実は今、じわじわと人気が出てきているのが、30mlと“ちょっとだけ”ハブ酒を楽しめる、HABUCHOTTOです。
ドンキホーテ 前里沙織さん「立ち止まって興味を示していただいて、20~30代の観光客や海外の客が購入されます」
なぜ、このサイズのハブ酒が生まれたのでしょうか?

GKS OKINAWA 河原良輔社長「1ショット=30mlという風に決まっているんですけど、ハブ酒のショットが今ものすごく(居酒屋などで)頼まれていて、そこで30ミリの商品で可愛く出せたらいいなと思いまして。20~30代がメインターゲットなので、その層が一番(購入)多い」
去年4月から販売を開始し、現在、県内外で3万本売れているそう、パッケージを、赤・青・黒の3色展開にしたことで、売れ方にも特徴が。
GKS OKINAWA 河原良輔社長「中身は全部一緒、例えば赤は女性の購入者が多い、青や黒は男性が購入される方が多い」
怖いけどちょっと飲んでみたい!その心理に寄り添った商品づくりが若い世代の心をつかんでいます。
国際通りにあるハブ酒の売り込みに力を入れている居酒屋です。

沖縄居酒屋 すん 森本賢明社長「ハブ酒飲む人?」「はーーーーーい!(ほぼみんな手を上げている)」
なんと、訪れる人の9割はハブ酒を注文する人気ぶり。
居酒屋 すん 森本賢明社長「観光客や地元の同業者の方と乾杯する人が多い、ハブ酒で乾杯したりするのが多い、ハブ酒はめちゃくちゃ出ます」
Q.沖縄の方でもハブ酒飲むんですか?県民「はい、めちゃくちゃ飲みます」
県民「ハブ酒に泡盛が入っているので、ハブ酒オンリーです」

県民の間にも浸透しているようです。沖縄出身のラッパー・Awichが地元文化を発信していることも後押しとなって、ハブ酒や泡盛が若者カルチャーとして根付き始めています。
伝統を「ちょっと」カジュアルにHABUCHOTTOが切り開くのは、沖縄の酒文化の新しい未来かもしれません。
沖縄の酒文化に「ちょっと」した変化が生まれていましたね、HABUCHOTTOを開発した河原社長は泡盛文化も盛り上げたいと話していました。実は、Awichさんのハブ酒、糸満市のふるさと納税にも採用されているそうなんです。今後のお酒文化に注目していきたいですね!