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アメリカ統治下の伊江島で土地の強制接収に非暴力で立ち向かった阿波根昌鴻さんが生前、島の人たちの表情などを撮影した写真展が、2025年6月17日から那覇市で始まりました。
わびあいの里・謝花悦子館長は「阿波根昌鴻が皆さんに心から理解をされ力を重ねてこそ、今日があることに会場に来て再び驚いている。この(写真展)運動の歴史が世界に響き渡ることを望み祈っております」と話しました。
展示されている写真は、アメリカ統治下の伊江島で土地の強制収用に非暴力で立ち向かった阿波根昌鴻さんが、1950年代から1960年代にかけて撮影したものです。
島の演習地内で農作業を行った農民32人を逮捕したことは不当だと、琉球政府に抗議する島民、アメリカ軍に強制的に奪われた土地の返還を求めた「土地闘争」。それに伴い、本島を練り歩き抗議した「乞食行進」など、会場には、阿波根さんが生きた記録と平和に対する強い思いが伝わる写真、400点が展示されています。
この写真展は、2025年6月22日まで那覇市民ギャラリーで開かれています。