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慰霊の日に県主催で執り行われる全戦没者追悼式で朗読される「平和の詩」に、豊見城市の小学6年生の作品が選ばれました。
戦争や平和への思いを表現する「児童・生徒の平和メッセージ」には96校1976点の応募がありました。慰霊の日に執り行われる県主催の全戦没者追悼式で朗読される2025年の「平和の詩」は、豊見城市立伊良波小学校6年生・城間一歩輝さんの「おばあちゃんの歌」が最優秀賞に選ばれました。
城間さんの作品は、毎年、慰霊の日に祖母が兄弟に話してくれた沖縄戦当時の出来事について書かれています。祖母が5歳のときに覚えた防空壕に避難を促す歌や、生き残った人のことを「艦砲射撃の食べ残し」と泣きながら歌う様子を見て自分も泣きたくなったと気持ちを書いています。そして、「戦争の話を伝え続けおばあちゃんが繋いでくれた命を大切にして一生懸命に生きていく」と締めくくっています。
審査員は「戦争体験者の証言を通して命を大切に生きていくという強い思いが感じられた」と評価しました。