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自民党の西田参院議員がひめゆりの塔の展示内容を「歴史の書き換え」などとした一連の発言をめぐり、県議会は5月16日に「謝罪と発言の撤回」などを求める抗議決議案を賛成多数で可決しました。
5月16日の県議会では、自民党の西田昌司参院議員がひめゆりの塔の展示内容について「歴史の書き換え」などとした一連の発言に抗議する決議案が審議されました。しかし、沖縄戦の歴史認識について言及すべきとする与党と、西田議員の発言に絞って抗議すべきとする野党とで意見がまとまらず、議会は午後10時半ごろまでもつれ込みましたが、与党案を一部修正する形で折り合い、抗議決議案は賛成多数で可決されました。
決議では、西田議員の発言が「沖縄戦の実相を認識せず、歴史を修正しようとするもの」だと指摘し、史実に基づかない発言や認識がひめゆり学徒や沖縄戦体験者の証言をゆがめ、否定するものであったことを認めたうえで、謝罪・撤回することなどを求めています。県議会では、決議文を西田議員や石破総理に送る予定です。