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2024年の水温上昇による影響が心配されましたが、満月の夜に一斉に始まりました。
QABでお伝えしている「楽園の海」に出演する水中カメラマン・長田勇さんが石垣島沖でサンゴの産卵を撮影しました。
満月だった5月13日、石垣市の船越漁港から「イエローサブマリン」の峰洋二さんの案内で、他のダイバーと共に伊原間沖のポイントを目指します。
そして、比較的早い時間帯に産卵するウスエダミドリイシの様子を見るとポリプの先端には、すでに「バンドル」と呼ばれる卵が詰まったカプセルを確認すると5月13日午後7時45分、ついに産卵が始まりました。
直径30センチほどの小さなサンゴですが、たくさんのバンドルを放出、水中にはピンクのバンドルが無数に漂います。そして、5月13日午後9時すぎには、ミドリイシの仲間のサンゴたちが産卵を開始!直径20センチから25センチのまだ子どもサイズのサンゴたちが次々にバンドルを水中に放ち舞い始めると、この瞬間を逃すまいと現場にいたダイバーが撮影していました。
本島周辺でのサンゴの産卵時期について撮影した長田さんによりますと、2025年は水温が上がってくるのが遅かったため、2025年5月27日の新月前後か、2025年6月11日の満月の前後に見られる可能性が高いということです。