※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

各地の特産品を地域ブランドとして保護する制度に中城村の「中城島にんじん」が登録され、関係者らが県に報告しました。

県庁を訪れたのは、中城島にんじんの生産者らでつくる中城村野菜産地協議会で、国が地域ブランドを保護するGI=地理的表示保護制度に登録されたことを報告しました。

地理的表示保護制度は、品質や産地など一定の要件を満たした農水産物や食品を国が地域ブランドとして保護する制度で、県内での登録は、「琉球もろみ酢」「ぐしちゃんピーマン」に次いで3品目です。

中城島にんじんは、中城村で、戦前から在来種の栽培を継続している伝統野菜で、県内最大の生産量を誇ります。

島にんじん生産者安里昌治さんは「先人たちが苦労して鍬一本でやってきた島にんじん、伝統野菜として今までやってきましたけれど、これからも引き続き広くもっと拡販できるように頑張っていきますので」と話していました。

協議会によりますと、現在は、村内で40戸の農家が生産し、2024年度は、昨年度より5トン多い50トンの出荷を目指しているということです。