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普天間基地周辺の学校などの保護者でつくるグループが、2024年3月25日、沖縄防衛局を訪れ、オスプレイの飛行禁止や学校上空をアメリカ軍機が飛ばないよう要請しました。

普天間基地周辺の学校の保護者などのグループ「#コドソラ」は2024年3月25日、沖縄防衛局に伊藤局長を訪ね、オスプレイや学校上空の飛行禁止を求める要請書を手渡しました。

沖縄坊恵局の伊藤局長は「気象条件等に影響を受け、列車がレールの上を走るように飛行することはできない」と述べました。

伊藤局長はアメリカ軍機について「学校などの上空飛行は可能な限り避ける」と強調しました。

要請した村上陽子さんは「これだけいま世界が不安定で、戦争の報道に子どもたちも触れながら、不安になっているときに、『沖縄は大丈夫なの』と聞かれて『大丈夫だよ』と即答できない、親の気持ちがわかります」と話しました。

沖縄防衛局の伊藤局長は「引き続き、米側に影響を最小限にとどめるよう、求めていくことをしっかりやらせていただきたい」と述べました。与那城千恵美さんは「子どもたちの学校の上を飛ばないでくださいと言い続けているが、6年間ずっと同じ回答です」と話しました。

メンバーは、2017年に緑が丘保育園でアメリカ軍ヘリの部品が見つかった事件以来、要請を続けてきていて、変わらぬ現状に憤りを隠せない様子でした。

また、2024年3月25日午前、オール沖縄会議などが防衛局を訪ね、オスプレイの配備撤回などを要請しました。

防衛局に要請したのは、辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議のほか、普天間基地や嘉手納基地でアメリカ軍機の早朝深夜の飛行差し止めなどを求めている訴訟団のメンバーです。

防衛局に手渡した要請書では、オスプレイの飛行再開を受けて「いつ・どこへ墜落するかわからない恐怖の始まりであり、不満は高まるばかりである」などとして、オスプレイの国内配備撤回を求めました。

沖縄防衛局の伊藤局長は「インド太平洋地域の安定にも資するものと考えておりまして、オスプレイの撤去を米側に求めることは考えていない」と述べました。

沖縄防衛局の伊藤局長は、配備撤回をしない考えを示しました。