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28日昼前、国内で初めてとなる耐爆容器を使った不発弾処理が、宜野湾市で行われました。先月13日に宜野湾海浜公園で見つかったアメリカ製5インチ艦砲弾の不発弾処理には、国内で初めて耐爆容器が使用されました。

耐爆容器は直径1メートルほどの鋼鉄製で、容器の中で信管をリモートで破壊するものです。これにより爆発しないようにする安全化作業が可能で、トラックの荷台に載せて簡単に移動することもできます。

容器を使うことでこれまでのように作業するための穴を掘る必要がなくなるほか、避難が必要な範囲も従来の3分の1以下の半径25メートルほどに縮まり、処理や避難に関わる人たちの負担軽減が期待されています。

28日行われた容器を使っての初めての処理作業は、午前10時から38分間で処理作業を完了させました。

沖縄総合事務局は今後も耐爆容器の試行運用を重ね、来年度中の本格運用を目指しています。