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「例外的な場合」の訓練の実施に沖縄県や地元自治体は中止を求めています。米軍は12月19日午後6時から9時の間に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施する計画です。嘉手納町から中継です。

嘉手納町役場からお伝えします。米軍が嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を実施するとした時間帯に入ってから15分ほど経ちましたが、まだ、降下訓練が始まった様子は確認されていません。嘉手納基地で訓練が行われれば、約3年半ぶりとなります。

沖縄防衛局や県などによりますと米軍は12月19日午後6時から9時の間に嘉手納基地で「パラシュート降下訓練」を行うという航空情報を出しました。

パラシュート降下訓練はSACO最終報告で伊江島補助飛行場で行うこととなっていて、嘉手納基地での訓練は「例外」とされています。嘉手納基地を使う理由について米軍側は「伊江島補助飛行場の滑走路の整備状態が離着陸に適さない状況になっている」と説明しているということです。

防衛省は嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は「例外的な場合」との認識を示したうえで今回の訓練については、伊江島補助飛行場が使用できない事情などから「例外的な場合と認識している」としています。

一方で、沖縄県は「県民に不安を与える」などとして訓練の中止を求めているほか嘉手納基地を抱える沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる三連協も「住民の安全確保などの立場から容認できない」と訴えています。