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命の尊さについて学んでもらおうと沖縄戦で住民が身を隠した2つのガマを題材にした平和学習が北谷町の中学校で行われました。

この取り組みは、平和への理解を深めてもらおうと北谷町の桑江中学校が沖縄戦の記憶を継承する県の事業を活用したものです。

平和学習には、3年生およそ100人が参加し、沖縄戦の継承などに取り組むうなぁ沖縄の神山怜奈さんが講師を務め、沖縄戦での住民の実体験を基に住民が身を隠したガマに生徒たちが逃げるという想定でワークショップが行われました。

生徒たちは、もし戦場にいたらどのガマに逃げるのかさらに、誰と逃げるのかを選択するなど自身の判断が生死を左右する当時の状況に想像を巡らせました。

お母さんを選択した人は「子どもだけが残されてはかわいそう、一緒に死のうといいました。お母さんを選んだ方々もガマの中で一緒に自決するという選択を選ぶことになりました」と話しました。

生徒は「戦争以外にもテロとか差別的なこともあって、今起きていないだけで、日本もいつかは起こるかもしれない。他人ごとで考えるのではなく、自分がって考えながら生活することを心がけようと思いました」と話しました。

生徒たちは、学習を通して平和の大切さについて考えているようでした。