※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

2023年11月1日那覇市では、大相撲の力士たちが子どもたちと相撲を取るなど交流を深めました。

インパクトあるぶつかり稽古

2023年11月1日、那覇市の奥武山総合運動場内の相撲場で行われた「わんぱく相撲交流会」。県内の相撲クラブに通う子どもたちが参加し指導したのは、大相撲第73代横綱・照ノ富士が所属する伊勢ヶ濱部屋の力士です。

はじめに力士たちが四股やすり足、ぶつかり稽古などの基礎となる稽古を披露すると子どもたちは、力士たちの大きさや迫力に圧倒されながらも目を輝かせ、関心を高めていました。

交流会ならではのこんな光景も。照ノ富士が一人の児童を呼ぶと。

児童「あとでサインください」横綱「わかったよ」「四股踏んでみ」

横綱から直接指導されるという貴重な場面もありました。会の最後には、大相撲の結びの一番の後に行われる弓取り式では、ベテラン力士の聡ノ富士がキレのある弓さばきを披露すると会場からは大きな拍手が送られました。

伊勢ヶ濱部屋や照ノ富士は県内で交流会が今回が初めてで力士から直接指導を受けたり力強い取り組みを行うなど交流を楽しみました。交流を楽しんだあとは南城市の名産食材を使用した「ちゃんこ」が振る舞われました。

「めっちゃうまい」

子どもたちは、汗をかきながら味わっていました。参加した子どもは「とってもおいしいです、とても背が高くて迫力が凄くてよかったです。」と話しました。

別の参加した子どもは「横綱になることです本当に初めて近く見たので見ていいのかなって感じはありました。(力士から)足腰が強いって言われて嬉しかったです」と話したました。

伊勢ヶ濱親方は「これからまたこういったことを続けて子どもたちがもっともっと相撲を強くなっていずれは相撲界に入門したら次の横綱をここから輩出するように頑張っていきたいと思っています」と話しました。

大相撲・伊勢ヶ濱部屋 「わんぱく相撲」や「囲む会」で交流会

横綱・照ノ富士は「これを機会に子どもたちにもっと相撲を好きになってもらって沖縄から角界に入るような力士もこの中から出てくれたらいいなと思います」

また、照ノ富士関は、九州場所で初入幕を果たした県出身の美ノ海関との思い出を語り将来、地元から力士誕生を期待しました。

横綱・照ノ富士は「大相撲で沖縄から活躍している美ノ海に続けてまた次の関取が誕生するようなことをしていきたいと思います」と述べました。

また、2023年10月30日には那覇市で「伊勢ヶ濱部屋を囲む会」が行われ那覇市の知念市長をはじめ県内の観光業など関係者およそ200人が参加しました。

那覇市は、「スポーツコンベンションの拠点として観光地の魅力アップを目標し、沖縄の新たな観光コンテンツの1つとして継続的な実施を目指す」としています。