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渡り鳥が沖縄にやってくるシーズンを迎え鳥インフルエンザのリスクが高まっていることから沖縄県は養鶏に携わる人たちに向けて緊急の対策会議を開いて防疫体制などを確認しました。

沖縄県農林水産部・喜屋武盛人農業振興統括監「渡り鳥などを野鳥を介して発生します高病原性鳥インフルエンザはいつ何時本県でも発生してもおかしくなく予断を許さない状況となっております」

11月1日に開かれた防疫対策会議には沖縄県内の養鶏団体などから42人が出席して鳥インフルエンザを農場に入り込ませないための注意点や予防策を確認しました。

強い感染力と高い致死率が特徴の「高病原性鳥インフルエンザ」は主にウイルスを持つ渡り鳥の糞を食べたネズミなどの小動物を介して広がっていき、2022年12月に金武町の養鶏場で見つかったことから3万羽あまりのニワトリが殺処分されました。

また、2023年に入って台湾では毎月のように鳥インフルエンザが発生していてこれまでに76件の感染が確認されているということです。

県は11月1日から離島を含む県内の養鶏場に消毒用の消石灰を配布していて鳥インフルエンザから養鶏場を守るためにも鶏舎ごとに使用する靴を分けることや養鶏場を出入りする車両を消毒することなど対策の強化を呼びかけています。