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日米共同訓練に伴って、自衛隊による民間空港の使用が、県内で相次いでいます。10月19日、新石垣空港に自衛隊のオスプレイが県内初の飛来をしたほか、与那国島では自衛隊の輸送機が確認されています。

船越遼太郎記者は「10時51分です、日米共同訓練のため、陸上自衛隊のオスプレイが石垣空港に到着しました」と伝えました。

飛来したオスプレイは、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」の一環として、新石垣空港から負傷者や住民を島の外へ運び出すことを想定しています。

2023年10月19日午前、空港では、隊員らが担架をオスプレイに積み込む様子が確認されたほか、アメリカ兵の姿も見られました。抗議する人は「石垣の空を飛ぶな」「オスプレイは帰れ」と声をあげました。空港の近くでは、オスプレイの飛来に抗議する人たちも集まり、横断幕などを掲げていました。

県は、オスプレイの新石垣空港の使用について自粛を防衛局などに求めていました。玉城知事は、コメントで「誠に残念。自衛隊のオスプレイの県内での運用を注視し、対応する」としました。

町龍太郎記者は「今、自衛隊のC2輸送機が日米共同訓練のため、与那国島へとやってきました」と伝えました。

与那国空港に飛来した輸送機は、自衛隊那覇基地から、アメリカ軍のものとみられるコンテナを運び込んでいます。自衛隊の与那国駐屯地では、作戦に参加している部隊を指揮する訓練を行っていて、海兵隊員およそ50人が展開しています。