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続いては企業が行う生産性を上げるための取り組み「健康経営」についてお伝えします。健康経営とは企業の経営や財政面の状況ではなく「社員が健康でいることが会社にとってのメリットになる」という考え方です。建設会社が健康経営に取り組んだきっかけは社長のダイエットでした!私が取材してきました。

沖縄市にある建設会社・仲本工業。創業以来57年に渡って建築や土木工事業などを柱にまちづくりを通して県民の暮らしを支えています。社員はグループ企業を含めて230人。

15年ほど前に社長自ら生活習慣を見直し、15キロのダイエットに成功したことをきっかけに健康経営に取り組むようになりました。

仲本工業仲本豊社長「血圧も高くて中性脂肪も全部高くていつ病気に転じてもおかしくないくらいの数値が並んでいた」「経営者が健康で社員も健康になったら長く勤めることもできるし病気で離脱することもないし会社にとってもトータルで」「幸せになるんじゃないかなと」

会社が取り組んでいるのは 1「全社員が参加する朝のラジオ体操」 2「歩数計を使った1日7000歩運動」 3「7年ほど前から行っているスポーツジム利用料の一部助成」などです。

このうち1日7000歩運動は全社員に歩数計を配布し、2カ月に一度のペースでランキングを発表。より多くの社員に参加してもらう工夫もしています。

仲本工業 総務課知花尚子さん「7000歩の達成者には商品券などの景品や努力賞や飛び賞なども設けてみなさんがモチベーションを継続して続けられるような工夫しながら実施している」

全社あげての取り組みは社員の働きがいや生きがいにもつながっています。

仲本工業 建築部伊藝匠さん「ちょっとした距離でも歩こうとか自分の健康管理に関して」「意識が高まる」

一昔前まで「キツイ・汚い・危険」の3Kといわれた建築の仕事ですが、緊張感のある職場で意識の高い社員が沖縄の建築を担っていました。社員一人ひとりの健康や幸せな人生を企業をあげて考えることは結果的に社業の発展や地域の貢献にもつながります。こうした取り組みが多くの企業で当たり前になるといいですね。

ここまでビジネスキャッチーでした。