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秋の気配とともに沖縄の空には、サシバの群れがやってきます。宮古島では野鳥の会によるサシバの観察会が開かれました。

観察会は、年々数が減っている「サシバ」について知ってもらおうと宮古野鳥の会が主催しました。サシバは、肉眼ではっきりと確認できるほど近くを飛ぶものも見られ、参加者たちはサシバの舞いを楽しんでいました。

宮古島野鳥の会顧問の砂川友弘さんは「昔は1日に1万羽の飛来を観測していたが、今では年間を通して1万羽にも満たない」とサシバの飛来数が減少している現状を説明しました。

宮古野鳥の会によりますと、2023年10月8日から14日までの観察で9363羽のサシバが観察され、2023年の飛来は1万羽を超えるのではないかと話していました。

こちらは、サシバの渡りが見られるようになった先週の様子です。下地島と伊良部島の上空でサシバの群れが旋回しています。サシバは、体の大きさが50センチ程の中型のタカの仲間で、本州や大陸で繁殖したあと東南アジアの島々で冬を過ごす途中、宮古島をはじめ奄美から八重山の島々に大群で姿を見せます。

宮古野鳥の会によりますと、2023年の渡りは10月9日ごろから本格化していてこれからピークを迎えるということです。