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県庁の地下駐車場でPFASを含む泡消火剤が漏出していた問題で、湧水槽に入っていた水は回収されたものの、依然として高濃度のPFASが検出されていることが12日、県の調査でわかりました。

この問題は、ことし6月、県庁の地下2階の駐車場でPFASを含む泡消火剤が漏出して湧水槽に流れ出し、泡消火剤を含んだ湧水槽の水が外部にも流出していたもので、このほか、2015年にも泡消火剤が漏出していたことも明らかになっています。これを受け県は、湧水槽にたまっていた水の回収や洗浄作業を行うとともに、PFASの含有量などを調査し、12日、結果を公表しました。

その結果によると、6月に泡消火剤が流れ出た湧水槽では当時の水は回収されたものの、洗浄に使用し、湧水槽に滞留していた水から、国の暫定指針値の340倍のPFASが検出されています。

また、2015年に泡消火剤が流れ出た湧水槽からは、暫定指針値の10倍あまりのPFASが検出されていて、2015年の発生から現在に至るまで、PFASを含んだ水が外部に流出していた可能性があるとしています。

県は、内部の水が外に漏出しないよう措置を行うほか、回収や洗浄を急いで実施するとしています。